5/23の八千代市長選挙への立候補を予定していますが、「高山さんは現服部市政をどう評価しているのですか。3月議会では予算議案に賛成でしたがどうなんでしょうか」とお問合せを頂きましたのでお答えいたします。
市政において市長は執行権、議会は決定権を持ち2元代表として八千代市政の両輪を担っています。議会での決定は「自治体としての決定」となり、市民のくらしに大きな影響を与えうる大変重要な決定となります。
だからこそ、この「決定」には「市民のくらしの現場への影響に最大限配慮をすること」はもとより、目先のみならず将来的な行財政への影響等も見据えた対応が必須となります。
そして「反対」という決定は、それで決まった場合、市政が止まり市民生活にも影響が及ぶ可能性もあり、大変慎重な判断が必要となります。
市議会議員として6年半となりますが、これまで一貫して貫いてきたのは、各議案に対して「八千代のため市民のためになるかならないか」この視点で徹底して調査し、市民の要望であっても是々非々で判断をすること。そして、ただ「賛成」「反対」ということだけではなく、なぜその結論なのか、市民の方々に伝わるように公開で審議・討論を尽くすことです。
3月議会での「令和3年度予算議案」に対して、確かにぼくは「賛成」をしたわけですが、その際に本会議で述べた「賛成討論」を以下に掲載します。他の議員からも指摘されましたが「限りなく反対討論に近い賛成討論」でした(^^;
今回の議案というのは、喫緊の最優先課題である新型コロナ対策にどう向き合うか、また本市の未来ビジョンである第5次総合計画にどう取組むのか、そして服部市政最終年として公約の進展が問われるべきものでした。
後述の通り、各部局の行政職員の努力に対しては評価できる点はあるものの、全庁的な行政判断に関わる重要な課題について強く指摘をしました。
骨格予算でもあり、市長選以降に次期市長のもと全庁的に充分検討を進め、補正予算で順次対応することを強く要請した上での「賛成」でした。
つまり、行政職員の努力に「賛成」しましたが、市長の行政判断には「ノー」でした。
この4年間服部市政に是々非々で向き合ってきましたが、指摘した重大な課題や、進展なく目途も見えない服部市長の重要公約問題、そしてそれらの根幹にあるリーダーシップのない市政運営をふまえると、八千代の今・未来に向けて、このままではいけないという強い危機感があります。
それがぼくの服部市政への評価です。
これまでの市政から転換し、徹底した対話と現場主義で市政に関わる全ての英知を結集。八千代ならではの強みや可能性をより前向きに活かして、誰もが希望を感じ安心して暮らせる、住み続けたくなる街、
キラリと光る未来へ続くふるさと八千代
この実現に、僕の想いと経験と能力、そしてまだ40代の若さをもって全身全霊を尽くします❗️
《高山の賛成討論抜粋》
原案に賛成の立場で討論いたします。
新型コロナ感染症等の影響もあり、市税収入11.5億円減少という大きな影響がありつつも、当初の約63億円もの要求額超過を解消し、厳しい予算編成を調整頂いたことは一定の評価はできるものの、以下6点の重大課題について強く方針転換・改善を指摘します。
❶ 新型コロナ対策が国からの臨時交付金ありきで、市の一般財源からの独自対策は5億円程度にとどまっています。生活困窮相談が昨年比2.5倍以上に急増している状況で生活困窮への独自支援策等の検討を進める必要があること
❷ 新型コロナによる地域経済への影響として2900以上の中小事業者への経営影響が出ている状況で一定の支援策は進めているものの、事業者への効果検証や現場の声が把握できていない。実態を把握し継続的な支援策の検討を進めること
❸ 財政健全化を柱に掲げながら、経常収支比率が更に悪化、改善するための経常経費財源の財政規律が守られず、新たな歳入確保策の検討も進んでいないこと
❹ 子ども第一の市政としながら、この4年間で全児童会館を廃止。にも関わらず代替として放課後子ども教室の整備は3校分と遅く児童館等検討が進んでいないこと
❺ 少年自然の家の廃止方針が、市民や地権者・子ども達の声も聴かずに方針決定が進められていること。そしてR3年度の自然体験教育が早々に中止決定されていること
❻ 新川千本桜の保全、バラのまちづくりの取組み、八千代台をはじめ京成線沿線の再開発に向けた街づくりなどへの市民の取組みへの行政の支援がとても十分とはいえないこと
以上6点の対応を強く指摘しますが、骨格予算であることを考慮し、市長選以降に次期市長のもと全庁的に検討を進め、補正予算で順次対応頂くことを強く要請して賛成討論といたします。
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